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ブログ引っ越し@静原
 ウェブサイトのリニューアルに引き続き、このブログも新ウェブサイトに引っ越しします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
| @静原 | 16:43 | comments(1) | - | pookmark |
インドからのインターン@静原
 実行してみたいとおもいつつ、なかなか思い切れていないことのひとつ。我が事務所でのインド人インターンの受け入れ。

ここ数年、チラホラとインドからのインターンの申し込みメールが届くようになった。学年は揃って三年生、大学はバラバラ。おそらくインドの建築学生は三年生になったら海外へインターンに行く、という制度でもあるのだろうね。送られてくるCVを見ると、日本の大学の三年生と同程度の拙いプレゼンテーションと古めかしいデザイン。ある程度の能力を身につけてインターンに出るヨーロッパの学生とはかなりレベルの差がある。ただ、フォスター事務所の現在進めているプロジェクトの重心がインドに移りつつあるという現代、その将来を支えることになる彼らと実際に接してみたいという思いもある。

日本の学生は従順だから、そして当たり前だが日本語が話せるのでという理由で、またヨーロッパやアメリカの学生は文化が違うとはいえある程度想像がつくので、インターンとして受け入れるのにそれほど心配することは無いのだが、これがインド人となると話が違う。僕が旅して得た印象では、いい人や悪い人、裕福な人と貧しい人、従順な人と自分勝手な人、あらゆる個性の落差が日本では想像できないくらい大きいのがインドという国、そしてインド人の印象。ネガティブな方の性質を持つ人が来ちゃったらどうしよう、と心配してしまうのである。

そうでなくても、事務所から毎昼出している昼食を、「カレーしか食べられません、しかもベジタリアンで。」とか、かなりの確率で言われそうで恐いのである。すんごい裕福な家庭の子息が来て、京都ホテルに宿を取ってリムジンで毎朝乗り付けてきたらとどうしよう、とか妄想してしまうのである。わざわざ飛行機代を払ってきているのだからむげに帰ってくれともいいにくい。他所の事務所に紹介も出来ない。こんな京都の山奥の小事務所にも届くくらいだから、全国の設計事務所にも彼らからのメールが届いていると思うのだが、彼らを受け入れたことのある勇気ある建築家はいないものか?一度その希有な経験を聞かせてもらいたいと切に思っているのだが。
| @静原 | 11:44 | comments(0) | - | pookmark |
雪の正月@静原
新年あけましておめでとうございます。
大晦日の朝に降り出した雪は、夜には静原全体を深く覆い包んで、大雪のお正月を迎えることとなりました。


除夜の鐘が聞こえ始め日付が変わると、集落の人々は神社に初詣に集まってきます。氏子の方々が焚き火を燃やし、お神酒を振る舞っています。


翌朝は真っ青に晴れた空の下に一面の雪景色。積雪は30から40センチくらい。冬のキビシさで有名な京都市内が10センチくらいという話なので、やはり静原の冬の厳しさは折り紙付きだ。


三が日は自宅近くの坂道で、子供たちとソリ遊びを楽しみました。

そんな風に思わぬ大雪で幕を開けた2011年、今年も充実した一年にしたい。
| @静原 | 19:51 | comments(0) | - | pookmark |
集落を歩く@静原の里ワークショプ

爽快に晴れた 27日の土曜日、静原の里を歩くワークショップが開催されました。参加メンバーの構成は大人から子供までを含めた静原の住人、左京区役所まちづくり推進課、京都工芸繊維大学佐々木研究室の方々。

まずは静原神社の隣にある集会所に集まり、かつて集落の北の山中にあった静原城跡を探索するチーム、集落の中を歩くチーム、静原の南の山や川の周辺を探索するチームに分かれ、出発。


僕の入った南チームは、噂には聞いていたが今は誰も訪れなくなった稲荷さんが今もかなりしっかり現存するのを確認したり、山の中にイノシシを捕るワナを発見したり、、、、


山を登って静原の集落を一望してみたり、古くから住んでいる方でも知らなかったような事物や視点や歴史の発見がたくさんありました。


その後、集会所に再集合してそれぞれのチームの散策の成果を報告。こうして実際に町を歩いてみると、村のお年寄りからも古い記憶が呼び起こされて、色んな地域の歴史やいわれなどの情報が掘り起こされていきます。


たとえばこの、稲荷に向かう参道にあった、明らかに人工物だが正体不明の石のいわれなど、誰にも分からないので長老クラスに聞いてみようなど、今後調べたい課題などが浮かび上がったり。自分の能力をこの場ででどう役立てられるのか、色々考えたり。

静原の紅葉ももう終盤。翌日の朝から冷え込みが厳しくなり、畑の野菜の葉には霜がびっしりおり始めております。

| @静原 | 12:30 | comments(0) | - | pookmark |
静原の里ワークショップ@静原


今年の九月から月一回くらいのペースで、左京区役所まちづくり推進課が音頭をとって、地域の未来を考えていくワークショップが行われている。京都市は市内山間部に過疎化した小さな集落がたくさんあり、西陣などの市街地でも住民が高齢化して同じような問題を抱える地域があることから、何年か前からこうした地域活性化の活動を行っているらしい。

あいにく一回目は欠席してしまったのだが、静原小学校の体育館にたくさんの静原住民が集まって、皆さんが感じている地域の魅力や問題について、発言しあったそうだ。出席した二回目は、どういうことをやっていきたいか、いくべきか、個人の意見をバンバン出していくブレーンストーミング。その結果、まずは静原のことを知らなきゃいけないということで、静原を歩いて地域の魅力や問題点を発見しようということになった。

先日の運営ミーティングで散策ルートなどを考えていると、古い住民の方から今まで知らなかった地域の情報がわんさか出てくる。静原の集落から北の山に上ったところにある古い城跡のこと、山の端にポツンと立っている朽ち果てた社のいわれ、公家の言葉の名残である古い静原方言のこと、、、。27日のワークショップ当日も、どんな発見があるか、楽しみだ。
| @静原 | 10:01 | comments(0) | - | pookmark |
マムシ@静原
 

すっかり秋の気候ですね。先週、うちの次男が道端でみつけたと言って小さなマムシを拾ってきました(もちろん死んだものです。)。地元の人によると、マムシは秋に子供を産むので気が立っていて、噛まれやすいのだそう。


八瀬の現場は中間検査も終わり、窓周りの工事と外部の仕上げが進行中。この辺りはかなり厳格な風致地区条例の範囲内にあるので外観は平入の切り妻屋根に瓦葺きと杉板張りとしていて、建物の容積もこの敷地で可能なギリギリいっぱいを確保しつつ、周囲に見える山々をとらえる大きな開口がつきます。


愛知県瀬戸市の現場は基礎工事の最終段階。今週末には上棟の予定。
こちらも同じく切り妻屋根を持つシンプルなボリュームですが、こちらは斜面から突き出るように配置されます。楽しみです。

| @静原 | 09:20 | comments(2) | - | pookmark |
ガケ崩れ@静原 と大学の設計教育について雑感

暑い。暑いがプロジェクトは着々と進む。今月に入って住宅が二軒着工。
最近デジカメを持ち歩くのを忘れることが多く、あまり現場の写真がないのだが。

ここしばらくの事件と言えば、先日の大雨で事務所の正面の土手が崩落。えらいことになったと思いながら滋賀県方面に車を走らせると、あちこちでガケ崩れ、あげくの果てに通行止め。当たり前のように思っていた場所が突然脆くも崩れ去る、大雨は恐い。


気候が良くないのか、今年の畑の野菜は大不作。
唯一、事務所前のブドウはすくすくと育っている。
めざせ、ズントー事務所。

18日、京都建築スクールのphase 2 発表会を飛び入りで見学してきた。都市をつくるという課題が、そのルールのデザインから始まる、という課題の設定が秀逸だ。今回は、「アクティビティのルール」をというテーマ。個人的には、つくられたルールの運用が、あくまでフォルマリスティックな興味に閉じていて、そのルールを運用された地域でどのような未知のローカリティが発見できるのか、という視点が乏しかったように思われた。ルールの設定と運用が、建築基準法のように地域性の標準化に向かうのではなくて、それぞれの固有性を浮かび上がらせられれば、と思うのだが欲張りだろうか?

21日は滋賀県立大学で2.3回生の設計課題の合同講評会。
各学年から選りすぐられた作品のみの講評会なので、プレゼンテーションされている空間のそれぞれは魅力的。だが、なぜその敷地にその空間、形なのか、となるとイマイチ根拠が乏しい。つまり、発想はいいけど、コンテクストを巻き込んだ厚みのある提案にまで練り上げられていない。そして、それらを伝えるためのプレゼンテーションの技術も、まだまだ足りない。今後も学生みんなで切磋琢磨して、盛り上がっていってほしい。

今年の四月から久しぶりに設計演習なんてものを指導するようになって感じるのは、日本の大学における設計教育の課題は、設計に際して与える条件が現実に比べて甘すぎるのではないか、ということだ。法律も関係なし、予算も関係なし、ある程度用途が指定されているだけで、プログラムもほとんど学生におまかせだ。これでは、大学で何を教えようが、卒業後の実務と身に付けたものの隔たりが大きすぎて、ほとんどの人の頭の中から大学で学んだことが葬り去られてしまう。学生もそのことを自覚しつつも割り切って、「自分のやりたいこと」なんてことを平然とプレゼンテーションしてくる。社会人で、クライアントに対して「自分のやりたいこと」をプレゼンテーションするバカはどこにもいない。

妹島和世さんが書いた文章で僕が非常に共感したものに、

「建築を計画するということは、現実の混沌とした状況を整理することであり、建築の使われ方や生活をよりポジティブに想定できる整理の方法をその計画ごとに見つけることである」

というものがある。「混沌とした状況を整理する方法」とは「設計の技術」のことであって、ある程度の複雑な条件を与えられない限り、身に付くものではない。そして優れた計画には「その計画」特有の条件を、鮮やかに解くことが可能な「整理の方法」が提示されているものであり、その「整理」の手際の鮮やかさによって、魅力的な「建築の使われ方や生活像」が浮かび上がってくるものだ。

大学での設計演習の現状は、「混沌とした状況」を整理整頓する技術をろくに教えることもしないで、アイデアだけで設計が出来るような勘違いをさせているのではないか、と思う。その点で、スペインから研修に来ていた建築家たちは、複雑な条件の整理能力という点では徹底的に訓練されていて、当地の建築教育のレベルの高さを見せつけられた気がしたものだ。そして彼らのお気に入りの日本人建築家がSANAAだった理由も、決してあの空間のイメージに惹かれたのではなく、まさにその点だった。

土壁を塗る左官職人の基礎的な技量は、当日の天候、手に入る材料の性質、下地の状態、などあらゆる条件下で配合と工程を工夫し、壁面を平らに、圴一の表情に仕上げる、ということに尽きていて、その習得にために相当の年数をかけて修行する。それを身につけてはじめて、職人の個性というものが壁に現れてくるし、どんな現場でも、平らでも均一でもなくても(つまりコンテクストやルールが変わっても)、素人が見てもプロが見ても魅力的な壁を仕上げられるようになるのである。

日本の大学は設計演習で、「建築家」を育てようと思うより先に、まず「設計の職人」を育てるべく、努力するべきなのではないか。優れた「建築家」は、その先にしか生まれないと考えるべきなのではないか。これを読んでくれた学生諸兄は、与えられた最低限の設計条件くらいは万全に満たした上で、他の人も共感できるような魅力的な提案(自分がやりたいじゃなくて)を見せてほしいと思う。
| @静原 | 15:27 | comments(1) | - | pookmark |
薪割りなど@静原
ワールドカップのデンマーク戦で日本代表が見事な勝利を飾り、寝不足が続くここ最近、なぜか動物の出没率が高まっている静原です。先日は事務所の正面に見える山の斜面を、数十匹のサルが走り回ってました。うちの次男によると、学校帰りに通りがかった公園で、サルが滑り台で遊んでいたという。。。。

DSC_1768.jpg

今年の冬に向け薪が不足しそうだったので、去年もお世話になった滋賀県の薪屋さんに山から伐りだした丸太を玉切りにしたものを配達してもらった。直径30センチくらいあるけど、まだ乾燥していないのと節がないのを頂いたので、斧でパキパキ割れる。汗だくになるけど、楽しい。

DSC_1772.jpg

そして、静原に越してきて植えたブドウの苗が、今年初めて花をつけた。4房だけだけど、小さなブドウの赤ちゃんが成育中。事務所の前にブドウ棚をつくるのが夢なのだ。イメージはスイスのズントー事務所。行ったことないけど。(確かA+Uの特集号で出てたアトリエの写真には窓の外にブドウ棚があったような。)

DSC_1773.jpg

こちらはブラックベリー。こちらは放っておいても伸びすぎてしまうので、むしろ伸びすぎないように剪定するのが大変。
恒例のミニトマトもぐんぐん育っていて、もう一週間ほどすれば事務所のランチで食べられるようになりそう。

愛知の住宅の方は、今月中くらいで確認申請を提出できそう。出町の住宅のほうも、基本設計から実施設計へと作業を進めている。そんなこのごろ。
| @静原 | 19:06 | comments(0) | - | pookmark |
お別れパーティ@静原

六ヶ月間ものあいだ事務所にインターンに来ていたスペイン人建築家、セサルとヘノのささやかなお別れパーティを昨晩静原にて。彼らもものすごくたくさんの刺激を日本での生活で得たことだと思うが、僕自身も彼らの目線を通して自分の身の回りの「ありふれたようにみえる」ことの面白さや問題について、ずいぶん色々な再発見させてもらった。それは今振り返ってみると見知らぬ土地を旅している感覚と、あまり違わないような気がする、そんな日々であった。

彼らとはまたいつでも、スカイプを通して話したりすることができるし、その気になれば海外のコンペに一緒に取り組んだりできるわけだが、しばらくはハグ(抱擁)やベシート(小さなキス)など彼ら特有の濃密な身体的コミュニケーションがなつかしく思われるんだろうなあ。
| @静原 | 09:16 | comments(0) | - | pookmark |
しっくい仕上げ@静原神社
静原神社の亀腹のしっくい仕上げの助っ人をしました。静原での初仕事!

前日に砂を入れたしっくいである砂じっくいで厚めに中塗りをして、翌日それが生乾きのうちにしっくいの上塗りをします。京都では通常は土で中塗りをして、その上にしっくいで仕上げをするのですが、亀腹のような地面に近い部分にあるしっくい仕上げは、雨があたったりして痛み易いので、高知県の土佐しっくいの工法を応用した雨に強い仕様のしっくい仕上げ。



グレーの部分は前日作業した砂じっくいの中塗り。


午前中に一気に塗り付けて、午後にかけて水分が引いてくるところを何度もコテを当てて仕上げる。


と、こんな感じに。
来月5月3日は静原神社の春の祭礼、今年も神輿を担ぐ予定。
| @静原 | 20:57 | comments(2) | - | pookmark |
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